英語学習において、英文を読むときや話すときの発音に悩んでいる人は多いのではないかと思います。
ここでは、発音練習の取っ掛かりとして英語耳を使い、その後、洋楽を歌うことや英会話につながる流れについて書いていきます。
習得までの期間
個人的な経験からですが、英語の発音ができるようになるまでには3ヶ月から半年かかると思います。筋肉や神経が慣れるのにこれぐらいの時間がかかるのかなと感じます。
自転車の乗り方のように身に付けた発音は失われることがないので、とにかく早く習得したいという人でなければ地道に練習するといいと思います。
発音練習のやり方
発音記号の音声の繰り返し
まずは、英語耳に沿って進めます。発音記号ごとの口の形や舌の位置、息の出し方を意識しながら、とにかく各音を繰り返します。
目安としては音声にある各音のシャドーイングを100回やりましょう。アメージンググレースはやらなくていいです。
はじめの内は舌も回らず大変だと思いますが、続けることでできるようになります。
発音は一度身に付ければ、忘れることはありません。がんばりましょう。
マスクを付けていると小さく口を動かしていても変に思われない、電車やバスの中などどこでも練習できます。
この段階では本当にこれで身に付くのかという不安はありますが、継続することで次第に発音が身に付きます。
歌とスピーチのシャドーイング
歌のシャドーイング
発音記号の練習が100回終わったら、次はゆっくりめの歌に合わせて発音練習をします。
なんでもいいですが、私は本で紹介されているカーペンターズのClose to youを選びました。
音源はYouTubeで探し、歌詞はネットから印刷してそれぞれの単語に対応した発音記号を書込んでおきます。
方法としては、まず30回ほど発音記号を見ながら同時に歌います。途中で音を確認するために、聞くだけのときも作ります。
次に、アカペラで30回ほど歌います。最後に、発音記号でない歌詞を見ながら同時に30回歌います。
スピーチのシャドーイング
次は、スピーチのシャドーイングで発音練習をします。
有名なスピーチといえばスティーブ・ジョブズですが、難しいのでゲティスバーグ演説を勧めておきます。
リンカーンの人民の人民による…という奴です。
やり方は、原稿を印刷して発音記号を書込み、歌と同じようにします。
この後にジョブズのシャドーイングに挑戦する人は、長いので発音記号を書かずに字幕で練習するといいと思います。
好みの洋楽などで練習
ここからは、好きな歌などで練習しましょう。もう発音記号はいりません。
- country road
- its my life
- separate ways
など、有名な曲ならカラオケでも歌えます。歌手が発音記号通りに発音していないところは、歌手に合わせるといいと思います。
発音記号からの多少のずれは許容しましょう。アメリカやイギリス、オーストラリアで異なるように、日本っぽい発音も多少は残ります。
オンライン英会話
ある程度発音通りに読めるようになったけれども、実際に伝わるのかどうか気になるという人はオンライン英会話で話してみるといいです。そこまで厳密に発音しなくても通じることがわかると思います。
発音の心配がなくなったならば、次は、文法や単語を覚えたり言葉の組み合わせの勉強をして、より楽しい会話ができるようにがんばりましょう。
まとめ
最初の1ヶ月が結果も出ず、一番大変だと思います。そこを乗り越えると、発音できるようになっている実感がでてくるでしょう。
発音練習は自転車に乗るのと同じような感じです。回数の積み重ねで感覚をつかむと、筋肉が動くようになり、自然とできるようになります。そして、発音は一度身に付けるとなくなりません。
とにかく、根気よく続けて英語力アップに役立てましょう。
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